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「大手ハウスメーカーだから安心」は馬鹿げている▶莫大な広告費に貢献したい人はどうぞ♪▶気密・断熱・耐震「性能・数値(だけ)」を大々的に謳う薄っぺらさ【ルームツアー | 新築一戸建てvol.9(前編)】

私の本業ど真ん中である住宅設計「新築一戸建てvol.9」のお話しです。

今回の前編(外観)と後編(インテリア・間取り設計)の、全2回に分けてお届けします。

【物件データ】
泉北ニュータウン(大阪府)
延床面積:41.89坪(約138.50㎡) ・4SLDK・2階建 
敷地面積:56.74坪(約187.60㎡)・北向き
道路接面:約13.11m
第一種低層住居専用地域、建ぺい率40%・容積率80%、壁面後退1m

元々は違うエリアで注文建築を希望されていましたが、1年位一緒に土地を探した結果、弊社の分譲地の一つをご購入いただきました。
隣にはモデルハウスが建っていました。

お客様との関係性が出来ていたので、打ち合わせは1回で終わり。

人となりを知る、ということが大切ですね。

でも、打ち合わせは早いのに建築は遅いです笑
遅いと言っても怠けているわけではありませんのでご安心を。

手間隙かけた手仕事が多いので、お家の大きさにもよりますが7ヶ月前後はかかります。

一般的に3ヶ月位で戸建てが完成してしまう時代と逆行していますが、美しい家づくりのためには妥協できません。

さて、今回のお家のご紹介。

と言いたいところですが、いつものごとく私の中で脱線スイッチが押されてしまいました笑
「新築一戸建てvol.8」でも触れましたが、家づくりにおける「やっていて当然」のお話し。
構造や耐震、断熱やサッシについて熱く語っております。
在来工法vs2X4工法について。

地震に強いのは?気密を上げやすいのは?災害に強いのは?
このあたり、私は聞かれない限り特に話しません。

全部どうでもいいです。
地震に強いのも気密が高いのも、住宅を手掛ける人間ならば当たり前にやるべきです。
だからそんな議論はどうでもいい。

耐震等級も、どうでもいいです。
耐震等級が2や3あるから大丈夫です!とハウスメーカーに説明を受けて納得している方々。

柱の直下率が80%以上あるか確認していますか?
大手住宅会社の広告にやられてはいけません。
新製品、特許工法、性能、スペック、数値‥
鵜呑みにしてはいけません。
プロの人達は恥ずかしくないのですか?
志を無くしてはいないですか?
構造においても、奇をてらってお客様に間取りに線を入れることを許して‥
どこまで迎合するのですか?
1、2階の図面を並べて見た時に、上下階でガタガタした間取りはダメです。

そのようなお家は、必ず柱直下率が低いです。
柱の直下率とは、2階の柱の下に1階の柱がどれだけあるかを示す値です。

柱直下率が恐ろしい位低くても、構造計算に出してOKが出れば建築してしまう。

私にはそんな弱い家、怖くて建築する勇気がないです。
私が描く在来工法の図面は、柱直下率90%前後です。
一般的に50%以上必要、みたいなことを目にしますが駄目です。

最低限80%は必要だと思いますよ。

家はオーソドックスに設計する方が良いです。

シンプルですっきりとした美しい家は強いです。
その美しいものに秩序ある機能性を描けていればデザインとなります。
建築家・丹下健三の「美しきもののみ機能的である」という言葉に通じますね。
機能的だから美しい、ではないので間違ってはいけませんよ?

面白みや美しさはアイデアでカバーしましょう。

私が造る戸建ての構造は2×4で、雁行させまくりの凝った造りですが、図面はシンプルで美しいと自負しています。

もちろん構造はバチバチに強く描いてますよ。

便利な時代ですので、海外も含めて勉強しましょう。
テレビCMをしている住宅会社やハウスメーカーで建てたらダメってことです。
莫大な広告費の按分を笑顔で支払って、騙されて、「うちの家は◯◯ハウスさんだから♪」って。

大手が、会社が、良い家をつくるんじゃない。
ポリシーのある、力量のある設計士が良い家をつくるんです。
皆さん、賢くなりましょう。

そんな「どうでもいい話し」よりも、永く愛せる美しい外観に目を向けてください。

私はイメージした造形が叶うモルタルを外壁に使用しています。

妻面がある2階の壁面を葺かして、板金をまわして、段々を造って‥
まぁ面倒くさい工事を重ねます。
最初は大工が嫌がった位、造形に拘っています。

しかし、左官工事が終わると魂が吹き込まれたように輝き始めるのです。
「角が美しい‥」とため息が出ます(もしかして私だけ?)

奇をてらうわけではなく、凝った美しいデザインは未来に残ります。
美しいものには愛情がわき、大切にする。

私が提唱するメイクノスタルジーに繋がります。
皆様の参考になれば幸いです。

【新築住宅への想い、中古戸建て・マンションのリノベーションに関して】

私は新築戸建ての設計や建築を主としています。
理由は美しい街を創りたいたいから。
美しい街は資産価値と、それを守る住人の意識を生みます。

街や住人の意識や価値を一変させる思想で、メイクノスタルジーと命名しております。

日々楽しんで苦しんで命を削る思いで設計を繰り返し、
私の描いた設計図面があんなに大きくスケールアップしたお家に建ち上がる。
感動で心が震えます。

だからリフォームやリノベーションに興味があまりなかったんです。
ただ、知人や関係者からたっての要望があると見てみぬふりができず・・。

私が関わることで一人でも幸せな方が増えるのなら、という想いです。

マンションであれば、一旦スケルトンにしてのフルリノベーションは、設計の醍醐味(暮らしの激変)を感じて頂けます。
また、間取り制作や照明計画、外構工事のみやクロス選び、バックセット(カップボード)施工、玄関タイル等の部分的なリフォームもほぼ手掛けません。
部分的なリフォームでも、建築施工が絡む内容には、設計が必要となります。

図面を起こしますと、コンセント・スイッチ・照明計画等の電気配線図の制作も重要なポイントとなります。

照明・電気計画が入りますと、「何を、どう照らすのか」といったインテリア計画(クロス、床材、天井材、家具、カーテン等)が本来必要となります。

図面を制作し、お客様が依頼されている工務店が着工しましても「この図面通りには(技術力の差で)建築出来ません」というやり取りが始まってしまう。
そのような過去のほぼ全ての経験から、住宅の全ては連動した一気通貫の中で計画されるべき、という考えに至りました。

戸建てリノベーションを手掛けない理由として。

いわゆる「暮らしが変わらないリフォーム」しか出来ないことがほとんどなんですよね‥

抜けない構造材や、壁の中を開けてみて想定外の造りになっているなど、表面上は綺麗にできるが、暮らしを変えることが出来ない。

何より、元々の設計者の意図や意志が入ったお家(設計)にメスを入れるだけの修正作業は非常に苦しいですね。
手前勝手ではございますがご容赦いただけますと幸いです。

私はこの仕事に誇りをもっているので、昨今目にする機会が多い「志の無い」世の設計士に嘆いています。

しかしながら、そこに向き合うお客様(建築主)が、より良く打ち合わせが進むようにも願っています。

そこで、ハウスメーカー(設計士)とお客様、双方の視点で解決策はないものかと考察してみました。
工務店や大手ハウスメーカーが耐震性や断熱性のスペックだけを売りにする住宅は本当に、私たちの求める住宅なのでしょうか??
ハウスメーカーにおける建築で、設計力や提案力に満足できないお悩みや、住宅設備を選ぶ基準、インテリアコーディネートでのクロス選びなど、スペックだけにとらわれることなく、美しさと使い勝手を併せ持つ私のオリジナルな基準で住宅に関する情報を発信します。
「自由設計!なんでも出来ます!何度でも図面作成OK!」‥等々
私には「クレームから全力で逃げたい(だけ)」に見えるんですね。
住宅業界の責任逃れ体質。
設計士の意識改革。
お客様の心構え。

私なりの様々な視点から、原因と対策を提案します。

照明計画でお伝えしたいこと。
それは、住宅の原案設計者にしか分からない意図があるということ。

様々な照明器具や建築化照明がありますが、本来の目的や意図と反して使用することもあるということ。
照明計画だけを別の設計士に依頼するのはナンセンスです。
この照明計画と親和性を高めるべき項目にインテリアの計画があります。
住宅は奇をてらわず、シンプルに造ってインテリアで美しくまとめることが大切です。

暮らしの質はインテリアで左右され、人生を変える力があります。
インテリアの計画は、一度きりの真剣勝負で挑んでいただきたい。
プロ目線でお伝えすることは、根本的にインテリアの良し悪しは、住宅設計によるということ。

コーディネーターではなく、一人で一気通貫できる設計士の力量にかかっています。
インテリア、外構、全ては原案設計者が一気通貫でプランニングしないと、家は良くなりません。

美しさも居心地もメンテナンス性も、全ては設計力です。

新築住宅だけでなく、リフォームやリノベーション、DIYを検討されている方にもオススメです。
皆さん楽しんでご覧ください。

工務店や大手ハウスメーカーでの建築で設計力や提案力に満足できないお悩みや、
住宅設備を選ぶ基準、インテリアコーディネートでの

クロス選びなど
新型製品やスペックだけにとらわれることなく、美しさと使い勝手を併せ持つ私のオリジナルな基準で住宅に関する情報を発信しています。
工務店や大手ハウスメーカーが耐震性や断熱性のスペックだけを売りにする住宅は本当に、私たちの求める住宅なのでしょうか??
後悔の無い、失敗しない家づくりをするための、住宅設備の剪定や、インテリアのコーディネート(クロス選び・建具の選び・床材選び・カーテン・カーテンレール・家具配置に至るまで)、照明計画(ダウンライト・間接照明、ペンダントライト)、住宅設計(プランニング)の基本となる私の考え方も参考にしていただければ幸いです。

@tomoyaoshimura1993

#新築 #リフォーム #DIY #ハウスメーカー  #注文住宅  #リノベーション

【チャプター】
00:00 イントロ
00:21 オープニング
01:04 土地の条件やお客様との出会い
03:17 今回の打合せについて
04:24 工期への考え方について
06:45 2×4工法の強みについて
09:12 美しい外観デザインのための工夫
15:47 工法の違いによる強度の差
22:12 住宅の断熱性能について
26:55 住宅の外観で大切なこと
28:55 工期について、、、
30:58 住宅の外観で大切なこと
31:49 エンディング

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